山梨県にある唯一の公立通信制高校、山梨県立中央高等学校。今回はこの学校のおすすめポイントや学費について詳しく解説していきます!
山梨県立中央高等学校のおすすめポイント
山梨県立中央高等学校が人気なのは、公立で唯一の通信制高校だからということだけではありません。おすすめのポイントを詳しくチェックしていきましょう。
実際に自分が入学したときのことを思い浮かべながら読んでみてくださいね。
登校は月2回
山梨県立中央高等学校では通行は月2回の日曜日と月曜日に実施されます。私立の通信制高校に比べると年間の登校日数は少し多いですが、そのぶんレポートを進めるうえでわからないところがあればすぐ先生に聞くことができますし、仕事との両立も十分可能な回数なので社会人でも安心です。
年間の投稿のうちに2~3回は定期試験があり、この試験で合格点に達していなければ単位を修得することはできません。公立の通信制高校では、私立よりも成績が重視されるといわれています。
レポートは郵送で簡単提出
最近の通信制高校ではインターネットを利用したオンライン授業も人気となっていますが、山梨県立中央高等学校では郵送でレポートを提出するルールになっています。パソコンがあまり得意ではない人や、自宅にインターネット環境がない人も安心して勉強を進めることができますよ。
なお、学校に頻繁に登校する場合や、余裕を持った提出が出来る場合は登校時に直接提出しても構いません。
いつでも使える個人学習室
公立の通信制高校は、私立よりもさらに自学自習が中心になるので、自己管理能力がないと実は単位の修得が大変難しいです。しかし山梨県立中央高等学校には職員室の隣に個人学習室という自習室があります。
ここでは予備校のように仕切りのある空間で集中して勉強をすることができ、わからないところがあれば職員室に行ってすぐに先生に質問することが可能です。
就職している生徒も多い
山梨県立中央高等学校には既に成人していて働きながら高卒資格取得を目指している生徒も多いです。生徒の割合としては中学卒業後まだ3年も経過していないという生徒が44%を占めていますが、上は60歳代の生徒まで在籍しています。
学年も設けていいないので、「自分が今更高校に通うなんていいのだろうか、周りの若い生徒に変に思われないだろうか」などいった心配は不要です。
年齢差があるおかげで、高校生世代の若い生徒は社会人の年齢の生徒からたくさん学ぶことも多いようで、進路についての相談などもできて助かるという声もあります。また、成人の生徒がいるといじめなども起きにくいようです。
初年度学費
ではここからは山梨県立中央高等学校に実際に入学した場合の学費について詳しく解説していきます。費用は入学する学校を決めるうえで、最も大事な部分であるという人も多いですよね。
入学後に困らないように細かい部分までしっかり確認しておくことをおすすめします。
入学にあたっての費用
入学金 | 500円 |
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入学準備金 | 1,000円 |
授業料(1単位310円) | 7,750円 |
生徒会費 | 3,000円 |
芙蓉会費 | 1,500円 |
上履き購入費 | 2,900円 |
体育館履き購入費 | 2,750円 |
卒業準備金 | 1,500円 |
初年度学費合計 | 20,900円 |
さすが公立校といったかんじで費用はとても安いですね。なお、ここにさらに教科書や学習書など教材にかかる費用として15,000円から25,000円かかるので注意してください。教科書などにかかる費用は生徒によってかなり変わってきます。
就学支援金で学費を0円に
家庭の収入状況が一定の金額よりも少なければ、高等学校等就学支援金の支給により学費を0円にすることも夢ではありません。通信制高校では多くの生徒がこの制度を利用したり、もしくは学生ローンなどを利用して卒業後に費用を返済したりするなど、それぞれ学費の支払いを個人で無理なくできるよう工夫しています。
学費の安さなら公立の通信制高校を選ぶべし
上記でも確認できたように、今回紹介した山梨県立中央高等学校を含めて公立の通信制高校は学費がとても安いです。なるべく家庭の負担を少なくして学校に通いたいならば、公立の通信制高校から探すのがいいでしょう。
しかし学費が安ければいいというものでもありません。私立の学校は確かに公立に比べると費用が少し高めにはなりますが、そのぶん卒業までのサポートが手厚く、98%など高い卒業率を出している学校も多いです。一方で公立校は自学自習が基本になるので、自己管理が出来ない生徒がせっかく通信制高校に入学して高校生活をやり直そうとしたのにまたリタイアしてしまうというケースも多いんです。
入学を検討している学生の皆さんは、自分がどのような通い方をするのがいいのか、本当に通信制高校を卒業できる通い方はどんなものなのか考えたうえで、入学する学校を家庭の人とも相談しながら決めるといいでしょう。
入学を検討している学生の保護者の方も、お金のことばかり考えずにお子さんにとって一番いい学校とはどんな学校なのか考えてみてください。