通信制高校では、選択科目に学校の個性が表れていることが多くあります。特に私立の通信制高校では、芸術科目の選択肢を広げることで、楽しんで単位を修得するという学校も少なくありません。イラストなどを学習できる場合には、芸術科目の単位として扱うこともあるそうです。
通信制高校のシラバスをチェック
シラバスというのは、単位になる教科などを一覧にしたもので、どんな学習を行えるかが一目でわかります。国語というと広く感じますが、現代国語、古文、漢文、中には小論文の授業を行う通信制高校などもありますし、英語の単位では、英会話などに力を入れる高校も増えているそうです。また、校外での活動がある生徒は、規定の資格や実績を単位として認定するというところもあります。
教科によって修得単位も変わる
ひとつの授業で修得できる単位数は教科で変わります。スクーリングの日数なども大きく違うケースもありますから、身体の弱い生徒などは、教育的な観点を外れた考え方ですが、できるだけ登校日数が少ない単位を選ぶことで、自宅学習を進めるという方法もあるのです。この修得する単位の合計数が74単位以上で卒業の資格を得ることができます。学年途中で編入、転入する生徒は、過去の単位の引継ぎ後に、残り必要な単位の計算も必要です。