通信制高校の就職率は13.1%となっていますが、当然進学志望者もいますので、決して低いとは言えません。しかしそれを加味しても半分近くが進路が決まっていないまま卒業してしまったと考えられます。やはりサポート体勢が確立していない通信制高校では、将来のビジョンを描くということもむすかしいのかもしれません。キャリア育成などのフォローがしっかりある学校を選ぶと、就職率や進学率はアップする傾向にあります。そういった通信制高校を選びたいものです。
<就職先は?>
ハローワークとの連携などによって、通信制高校が卒業生の就職のバックアップを行うことも少なくないようです。紹介される業種には、製造業、ホテルサービス業、飲食業、卸売業、小売業、生活関連サービス業、娯楽業となっているようです。この中で気になるのが娯楽業ですが、これは大手パチンコ店と考えられます。現在大手パチンコ店への就職は大変人気があり、給与や福利厚生しっかりしている傾向にあります。大卒の求職者からも支持されている職場です。高校の形態については重視していないという人事担当者がほとんどということはアンケートにも表れていましたが、通信制高校もひとつの選択肢として社会が認めている証拠でもあります。