通信制高校では編入生や転入生の受け入れを随時行っています。学力面で不安のある生徒も、自分の学力に合わせた単位を選ぶことで学習のフォローを行えるため、学年途中から学校に入り、勉強をやり直すこことも不可能ではないそうです。同じような言葉ですが、この二つには違いがありますので、この違いを知っておくといいでしょう。
通信制高校に編入する生徒
まず、編入です。通信制高校に編入するという場合には、一度高校を中途退学した生徒が対象となります。数か月でも空白期間がある生徒ということです。原則として春と秋の2回、卒業と入学のタイミングに合わせた再入学となりますが、中退後、そこまで年月が経っていない場合など、生徒の事情や学力を考えて、柔軟な対応を行う通信制高校も増えているので、まずは前の学校へ必要な書類を取りに行って、編入する高校の先生と相談することになります。
転入生は学期など途中から入学
転入生には、編入生と違って、高校生ではない空白期間がありません。前の高校に籍を置いた状態で、次の転学先を決めて学期の終わりなどキリのいいところで通信制高校に籍を移します。複数の高校に籍を置けないため、今在籍している高校と通信制高校の先生方が連絡を取り合って、慎重に進めていきます。単位の引継ぎなどもこのタイミングに行われますから、転学を希望する場合は、まず今の高校に相談しましょう。