通信制高校では単位制の授業を行うため、カリキュラムが固定されていません。大学と同じように自分で時間割を作り、必修単位と選択単位の2種類から自分の時間割を構成します。大学と同じように、学年をおうごとに選択科目も増加、自分で学びたいものを深く学習するという生徒が多くいいます。
通信制高校から進学する場合は担任の先生に相談を
選択科目の範囲は意外と広くなっていて、数学や英語、化学や物理なども、一定範囲以上は選択科目の中にあります。基礎科目だけが必修となりますが、進学を希望する場合には、大学や専門学校の受験資格のチェックが必要です。一部の大学、専門学校では、選択科目にある教科の単位修得が試験を受けるための条件となるケースがあるので、これらの科目を落としてしまうと通信制高校の卒業はできても、進学のために試験を受ける資格はないということになりかねない危険があります。
希望校が決まっていなくても、何を勉強したいか考えよう
希望校が具体的に決まっていない状態でも、漠然としている夢でも、なりたい何か、があるかと思います。将来はこんな勉強をしたいという程度でも構いません。担任の先生や進路指導を担当している先生に、自分の希望などを話してみましょう。今の学力にあった進学先や、あなたがしたい学習に必要になる可能性の高い教科などをちゃんと教えてくれるはずです。