通信制高校では、二期制という一年を前期と後期の2つに分けて考える仕組みを利用していることから、入学、卒業のタイミングが年に2回あります。通信制高校では多くの学校が、転入、編入を何年生でも受け入れていることも多いようです。
|通信制高校は留年がない|
通信制高校では、単位の修得数で卒業を決めることから、学年という概念がありません。もちろん3年間で卒業するためにある程度の指標のようなものは教えてもらえますし、必修単位も大学と比較すると非常に多くなるので、同学年の生徒が同じ授業を履修する可能性も非常に高いものです。ただし、学期制と違って時間割は自分で組み立て、管理することが多いので、留年という概念が存在しない学校なのです。
|転入は学年の途中、編入は学年の最初から|
通信制高校に限らず、編入と転入は明確に違いがあります。転入とは学年の途中にある節目で学校を移ることです。高校生は2つ以上の高校に在籍ができないので、どの学期から生徒の籍を変えるのかなどは、担任の先生と転入する学校がしっかりと相談して決めることとなります。編入は一度、中途退学をした生徒が改めて高校へ入学することです。この場合は、入学式のタイミングなので、春か秋に編入を行うことが多いようです。