では、もっと詳しく通信制高校と全日制高校の違いを見ていきましょう。どんなメリットやデメリットがあるのかを知れば、自分が本当に通信制高校に通うことが出来るのかを知ることが出来ます。
|通信制高校と全日制高校の学習の違い|
通信制高校と全日制高校の両社において、決定的に違うのは校舎への通学頻度です。全日制高校では、毎週月曜日から金曜日まで朝から夕方まで登校して勉強を進めるというのが、基本的な学習の進め方です。それに対して、通信制高校では通学の頻度は週1回のところから、年間で3,4日程度のところまで圧倒的に頻度が少なくなります。これは、日中働いているなどの理由から、毎日の通学が難しい人が高校に通えるための措置でもありますが、単純に学校生活が苦手だという人に対しての対応でもあります。(⇒通信制高校でがんばる)通学しない日は、自宅などで教科書やweb教材、DVD教材などを使って自己学習を進めていきますが、だからといって学習時間が極端に短いわけでもなく、定期的なレポートの提出などをしっかりしなければ卒業することが出来ません。そのため、時間管理が上手に行えない人は、学習をうまく進めることが出来ずに、単位を落としてしまうというのが問題となります。
|通信制高校のサポート|
そこで、通信制高校によっては、生徒がしっかりと計画通り卒業できるようにサポートを行ってくれます。サポートでは、学習していく中でわからなかったことを丁寧に教えてくれたり、レポートの提出期限を教えてくれたりします。また、精神的なストレスが溜まらないように、生活面も含めて生徒の悩みや相談に対応するカウンセリングに力を入れている学校もあります。通信制高校には、過去にいじめの被害を受けた生徒や学習についていけずに不登校になった生徒が、また学習を進められる環境づくりにも拝領しているのです。基本的には、高校卒業という所を第一の目標において教育は行われますが、サポート体制が整備されている学校では、進学や就職、留学などの卒業後の進路についても相談に乗ってくれます。
|インターネットでホームルーム|
また、生徒が孤立しないように、周りの同級生や先生とコミュニケーションをとれる空間を、インターネット上に配備している学校もあります。これは、バーチャル高校と呼ばれ、同じ境遇の人と話をしたり、ホームルームなどを行って生徒と先生、あるいは生徒同士の関係を深めていくことを目的にされています。ともに学習を進めている仲間がいるということを認識することで、安心して高校生活を送ることが出来るようです。